死にたい夜には
2025.7.7
僕の脳には幻聴が響く。
適応障害へ陥った合図だ。一度目は天井から自分への悪口が。二度目の現在は、耳をつんざく地割れのようないびきが。
耳を塞いでも聴こえるトラウマは、生への活力を奪う。
死にたくなるよな。
もう、この気持ちを隠さないようにした。どんなに安っぽく思われようとも、己が魂をこんな世界でこれ以上穢したくない気持ちにウソはつけない。それでも、やっぱり死ぬことはできない。死を望むことと、より善い生を望むことは同義だ。まばゆい光に包まれた明日を想像できずに、諦念を